三吉稲荷神社の歴史

三吉稲荷神社の本殿

 

三吉稲荷神社は明治30年代に御鎮座されました。神社がお祀りされた由縁は、建立者の内山與曾吉が狩りをしに山に行ったことがきっかけとなっております。

 

むかし内山與曾吉が狩りに山に行ったところ、茂みで物音がしたのでイノシシだと思い銃で撃ったところ狐でした。狐を誤って撃ってしまい後悔していると、その狐の近くに子ぎつねが3匹いました。この子ぎつねたちを不憫に思った内山與曾吉は、お稲荷様をお祀りし少しでも慰めとなるようにと伏見稲荷大社から御魂を授かり当地に神社を建てられました。三吉稲荷神社の「三吉」は、この子ぎつねたちに由来するとも伝え聞きます。

 

明治に建てられ120年近くたちますが、三吉稲荷講によって夏と冬に例祭が行われており、また人々の参拝も尽きることなく、多くの人に崇敬を集めております。